こんにちわ。ばるお(@BaldoLuck)です。
アイアンのシャフトを自分で交換する方法(リシャフト方法)をバッチリ解説します!
「自分でリシャフトしてみたい!」
「アイアンのシャフトってどうやって交換するんだろう?」
「自分でアイアンのシャフト交換するのに必要な工具って何?」
という方に向けて書きました。
ぼくはアイアンのシャフトにモーダス120Sを装着してますが、もっと軽くて柔らかいモーダス105Rを試したくなり予備の7番アイアンをリシャフトしてみました。
あくまでも趣味でやってますので、ご理解くださいね。
みなさんがこの記事を参考にリシャフトされる場合は練習場で強度を十分に確認した上でラウンドで使用されてくださいね。
ヘッドが外れて他人に怪我させたら大変なことになりますので。
ばるお
ショップに依頼すると工賃だけで1本4,000円とかしますので自分でできるとかなり嬉しいでしょ!
愛着もわきますし。ゴルフがますます楽しくなります!
めざせクラフトマン!!
動画でも解説していますので、記事だけでは分かりづらいところを確認くださいね(*^^)v
シャフトは新品それとも中古を使用する?
リシャフトする前に交換するシャフトは新品を使用するのか、中古を使用するのかを決めておきましょう。
新品、中古のそれぞれのメリット・デメリットを記載しておきます。
新品・中古シャフトそれぞれのメリット・デメリット
- 新品だとサンディングが大変、中古はサンディングが楽
- 新品だと番手事にシャフトカットが必要、中古はシャフトカット不要
- 中古は当然劣化しているため耐久性に若干の不安がある
新品の場合、サンディングが大変なのとシャフトカットが必要になるのがネックです。
スチールシャフトはメッキで覆われているが、ヘッド部分は接着強度を高くするためにサンドペーパーなどでメッキを削る必要がある。この作業をサンディングという。また、新品の場合シャフトが長いので番手ごとにシャフトの手元部分をカットしていく必要がある。
サンディングがかなり大変なので、はじめは中古のシャフトをヤフオクとかで購入して練習するのがベターだと思います。
ぼくもはじめは中古シャフトで練習しました(*^^)v
中古の劣化が気になる方もいらっしゃると思いますが、あなたのシャフト何年つかってます?
十分使えてますよね?ちゃんとした店で購入した中古シャフトなら問題ありません。
ばるお
サンディングもシャフトカットも工程写真がありますので、是非、ご覧ください。
それでは各工程を分かりやすく説明していきます(*^^)v
アイアンシャフト交換(リシャフト)方法詳細!
工程1 シャフト(ヘッド)抜き方
ばるお
動画で見ると分かりやすいです!
- ヒートガン(ガスバーナ)
- シャフト抜き機
- ニッパー
まずはヘッド抜き工具でシャフトを抜きます。
ヒートガンではなくガスバーナで加熱すると早く接着剤が焼けます。ただしガスバーナが使用できるのはスチールシャフトのみです。カーボンに使用するとシャフトが溶けちゃいます。
ヘッドを抜くときは力は全くいりません。
レンチを軽く回してもヘッドが左に動かない場合は、まだ接着剤が焼けてない証拠です。
接着剤が焼けると臭いがしますので、ある程度抜けるタイミングは分かると思います。
接着状況により必要な加熱時間は様々ですので、軽く回しても外れない場合は根気よく加熱し続けてください。
ぼくは2分くらい加熱したら簡単に抜けましたよ(*^^)v
プロになるとリシャフトでもソケットはそのまま再利用でヘッドだけ抜ける技があるようですが、僕にはまだ無理なので素直にソケットは外します。
ヒートガン紹介しておきます。
シャフト抜き機はいろいろありますが、趣味でやる程度なら動画でも紹介してるゴルフメカニックのやつで十分です。
必要に応じて作業台にビス固定してください。
ばるお
コストパフォーマンスが良いです。
ばるお
本格的にもう少し良いものをってことなら下記のものが使いやすくて人気です(*^^)v
ばるお
ニッパーはなんでもいいです。ハサミで取れそうならハサミでもOK
工程2 ホーゼル内を掃除
- ホーゼルクリーナ
- ハンドリーマ
- 電動ドリル
- パーツクリーナ
- キッチンペーパ
シャフトが抜けたらホーゼル内をキレイに掃除します。
電動ドリルにホーゼルクリーナを装着しホーゼル内の接着剤のカスを取り除きます。
この時パーツクリーナをホーゼル内に吹き付けてから掃除するときれいになりますよ(*^^)v
ホーゼルクリーナで掃除したらホーゼル内をキレイに拭き取ります。
パーツクリーナを吹き付けたキッチンペーパなを割りばしに巻いて、ホーゼルに挿入しぐりぐりするとキレイになりますよ(*^^)v
これでも接着剤がとれないようであればハンドリーマやドリルビットで削り取りましょう。
工程3 シャフトのサンディング
- 鉄工用やすり
- サンディングツール
- サンドペーパ(#100~#200)
- マスキングテープ
新しいシャフトにヘッドを装着しホーゼル部分が分かるようにマスキングテープを貼ります。
#100~#200くらいのサンドペーパでサンディングしていきます。
ベルトサンダーのような機械があれば簡単ですが、人間の手でやるとなるとこの作業が一番大変です。
新品のシャフトはメッキ塗装してありますが、メッキの上に接着してしまうと接着強度が弱くヘッドが外れてしまう可能性があります。なので、サンディングによりメッキ塗装を取り除きます。
ぼくは紙ヤスリだけでやりましたが、この工程が一番しんどいです・・・。
こういう平ヤスリを手に入れておきましょう。ぼくも次回はこれ使います。
もっと楽に本格的にという方はこれ!シャフトカットもできるので便利です!
そして仕上げは耐水ペーパで!研削力が高いのでおすすめです。
目的はあくまでもメッキ取りなので、力いれすぎてメッキより下のシャフトを削らないようにしましょう。
工程4 ソケット装着
- ソケット
- シャフト抜き機
手の力では絶対はまりませんので、上図のようにシャフト抜き機を使ってソケットを右にずらしていきます。
そして下図のようにソケットをホーゼル長よりちょっと長くなるように装着します。
その後ヘッドを装着し上図のようにセットします。
最後に下図のようにホーゼル部分まで、シャフト抜き機できっちりソケットを左にずらします。
これでソケットの位置をホーゼル長にあわせてきれいに装着できます。
ソケットはシャフトの外径より少し小さい内径、ホーゼルの外径と同じ外径のソケットを選ぶといいです。しっかりはまります
内径や外径の計測には電子ノギスが便利です。
工程5 ヘッド接着(装着)
- 接着剤(メタルロック)
- アルミ粉(接着強化剤)
- 丸り割りばし等
さぁいよいよヘッドの接着です。
クリアファイル等の上で接着剤を用意します。
2液混合タイプの接着剤が強度が強く良いです。(ぼくはメタルロックを使用してます。)
A4のクリアファイルの上などに接着剤の2液を出します。
初めてだとどれくらい接着剤を出せば良いのか分からないと思います。
参考はシャフト1本なら上記のとおり直径1.5cmくらい出せばOKです。
1回やれば適量が分かると思います(*^^)v
上記のとおり2液をまんべんなく混ぜ合わせます。色にムラがなくなればオッケーです!
ここから先は接着剤が固まる前にささっとやります。
ホーゼル内にまんべんなく塗ります。
ホーゼル内は丸い割りばし等を使うと塗りやすいです。
ぼくはローソンで手にいれました(*^^)v
シャフトのホーゼル部分にもまんべんなく塗ります。
塗るためのヘラは基本的に接着剤と一緒に同封されていますよ。
ほんとはこの時に接着強度を強くするためにアルミ粉をかけるんですが、写メに夢中で忘れてました・・・。
アルミ粉はかけなくても良いそうですが、ぼくは不安なので使ってます(*^^)v
ホーゼルとシャフトに塗ったら、ささっとヘッドを装着してシャフトの位置をきれいにします。
はみ出た接着剤はキッチンペーパ等で拭き取ります。
ホーゼル径よりシャフト系が小さくガバガバな感じがあれば、アルミ粉やスペーサー(アルミ板)で補強します。
こんな感じでシャフトの絵柄部分を目安に位置を調整します。
後は接着剤が固まるまで放置しておきます。
接着時間は接着剤によりますので、よく確認しておいてくださいね。
メタルロックだと約1時間で最強硬度になるようです。
ぼくは心配なので半日くらいおいてます(*^^)v
工程6 シャフトカット
- パイプカッター
基本的にこの工程は中古シャフトの場合不要ですが、短くしたい場合など必要に応じてカットしましょう。
接着剤が固まったらバット部分の余分なシャフトをカットします。
パイプカッターを下のようにセットして、あとはぐるぐる回してカットしていきます。
上記の状態でぐるぐる回して、ちょっとねじを締めて、またぐるぐる回してを繰り返します。
約5分ほどで上記のようにカットできます。
シャフトカットなんて初体験ですので、ドキドキでしたが意外にきれいに切れるもんですね(*^^)v
切断部分はざらざらしてます。
グリップ装着時にグリップ破損の原因となりますのでやすりなどでキレイにしましょう。
ぼくは爪切りのやすり部分でキレイにしましたよ(*^^)v
気になる方はサンドペーパ(#400くらい)などで研磨しましょう。
本来はバランスを計測してカットしますが、そんな技量はないので、今回は今の7番アイアンと同じ長さになるようにカットしました。
今後はバランス計も購入して本格的にリシャフトしてみようと思います。
後日やってみましたー(*^^)v
数本をカットするだけならこれで十分!
本格的にカットしまくるならさきほども紹介したこれ(*^^)v
工程7 グリップ装着
あとはグリップ装着してパーツクリーナでクラブ全体を吹き上げたら完成です。
グリップ装着方法は動画で詳しく解説してます。
グリップ装着方法は以下の記事も参考にしてくださいね。
グリップ交換も上の記事で写真付きで分かりやすく説明してますので、是非、ご覧ください(*^^)v
グリップ交換はお店じゃなくて自分でやるべきですよ。
自分でやればお金も時間もかかりません!
とりあえずこのセットがあればグリップ交換できます。
ぼくは安くて丈夫でカラフルなTPRグリップを使ってます(*^^)v
定番はやはりGOLFPRIDEが一番人気です!
あとはグリップもいろいろ試してみましょう以下の記事ご覧ください。
シャフト選び
リシャフトするにもシャフトを購入する必要がありますが、その代表格がモーダスとダイナミックゴールドですよね。
以下の記事で違いを解説していますので、是非、参考にしてください。
アイアンシャフト交換(リシャフト)方法まとめ
いかがでしたでしょうか。工作好きなら絶対自分でやりたいですよね。
こんな楽しい作業を工賃払ってやってもらうなんてナンセンスです( ̄▽ ̄)
それなりにクラフト道具が必要ですが、自分で交換できれば色々なシャフトが気軽に試せていいです。
3万円くらいあればシャフト交換道具は揃いますしね(*^^)v
とにかくゴルフクラブのクラフトは楽しいです。
是非、クラフト職人めざしてやってみましょう!
ぼくの知り合いの方にクラフトのプロが二人いらっしゃいますが、僕なんて足元にもおよびません。
ほんとすごいんですよね。いつかご紹介しますね。
冒頭でもお伝えしてますが、ヘッドが外れると本当に危険です。
自分でクラフトしたクラブは必ず試し打ちしてしっかりと接着できていることを確認してからラウンドでは使用してくださいね。
まずはまっすぐしっかりとシャフトを挿入ししっかりと接着することが大事です。
ばるお
レベルアップしたのでウェッジをゼロから組み立てたよ!
早速、明日練習場で試し打ちてみようと思います(^^)/
あわせて読みたい
アイアンシャフト交換(リシャフト)に必要な道具まとめ
当たり前ですが、アイアンのシャフト交換を自分でやるにはまずは道具をそろえましょう!
ほんとに自分でできるのか不安はあると思いますが、このブログの手順通りにやってもらえばできますから(*^^)v
絶対自分でやると楽しいですよ。
一緒にシャフト交換できるようになりましょう!!
シャフト抜き道具
ばるお
- ニッパーなどでソケットを外す
- ヒートガンでホーゼル加熱(20分)
- ヘッド抜きでヘッドを外す
ホーゼル掃除道具
ばるお
- 電動ドリルにドリルビットをつけてホーゼル内を掃除
- 取れない接着剤はハンドリーマで削り取る
- パーツクリーナと割りばしでホーゼル内をキレイに
サンディング道具
ばるお
- ヤスリでサンディング
- 仕上げは紙ヤスリ
ヘッド装着道具
ばるお
- ソケット装着
- 接着剤を用意
- アルミ粉で接着強度を強化
シャフトカット道具
ばるお
- 新品シャフトならシャフトカット必須
- 中古なら必要に応じてカット
グリップ交換道具
ばるお
- グリップ交換だけは自分でできるようになりましょう!
めざせクラフトマン!
やりたいと思ったときにやらないでいつやるの?
すぐにやってみましょうね(*^^)v
今後も当ブログGOLLOGをどうぞよろしくお願いいたします。
ゴルフブログレボリューションの最新記事一覧も是非、ご覧ください!
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ばるお(@BaldoLuck)